父親の両親、つまり稲田の祖父母のお墓は今それぞれ別の場所にあり父親はずっとなんとか2人を一緒のお墓に入れたいてあげたいという気持ちが強かったそうなのだ。稲田も父親も先祖を大事にしたいという気持ちはむげにしたくない思いがあった。そこでお墓がある愛媛県の寺の住職も交えるなどして何度も話し合って最終的には永代供養の納骨堂に納めることで話がまとまった。今は寺に頼んで見積もりを取っているところだという。お墓や弔いの方法に詳しい日本葬送文化学会の長江曜子会長に墓じまいを行ううえで大事なことを聞くと「家族や寺・墓の管理者などが新しい弔いの仕方を探っていくべきだ」と話していた。