テーマは「増える無書店自治体・各地の対応は?」。解説委員・高橋敏雄の解説。書店が1軒もなくなってしまった地域では自治体が対策に乗り出している。富山県立山町でコンビニに併設された書店がオープンした。役場の敷地内にコンビニがある。町が建物を整備して貸し出している。出版文化産業振興財団がまとめた今年3月現在のデータでは全体の27.7%にあたる482の市町村は書店が1軒もない。書店ゼロとを足し上げた1書店以下の自治体は全国で825、47.4%。ローソンから書店を併せ持った店舗の設置について提案を受け今回の開店に至った。鳥取県江府町ではかつて書店だった駅前の建物を町が買い取った。町は書店を中心とした新たな施設を計画している。静岡県長泉町では出版物取次大手の日販(日本出版販売)と包括連携協定を結んだ。長泉町は駅前広場におよそ100冊の本を並べて訪れた人たちに自由に読んでもらう社会実験「駅前リビング」を行った。併せて子ども向けのイベントを開いたりキッチンカーを出したりして効果を検証した。出版文化産業振興財団などが始めた書店在庫情報プロジェクト。経済産業省は部局横断のプロジェクトチームを立ち上げ書店に対する支援策の検討を始めている。