地方での就職にも肯定的な新入社員の声も聞かれているが、脇本さんによると自分の勤務地を自分で決めたいという側面もあるとみられ、会社に転勤を命じられるのではなく自分で興味を持った地方に住んでみたいという動きではないかという。地方就職希望の動きはコロナ禍までは減少していたが、コロナ禍を超えると地方での就職に前向きな動きが戻っている。一方で経済が上向きの時は都市での就職を目指す動きが出るのが一般的だが、最近ではオンラインの環境が作られたことで都市部の学生が地方に就職する動きもあるという。地元以外の地方で働いてみたいかを質問すると43.6%が前向きな解凍をしていて、趣味と仕事のバランスを取りたいが36%で最多だった。専門家の長谷川洋介さんは地域ならではの趣味を楽しみつつ、プライベートでもゆとりを持ちたいとの考えがあるのではないかと見ている。