門川小学校で行われたのは、先生も保護者もいない下校途中に地震が起きたら、という想定の訓練。訓練開始を知らせる町内放送が流れると、通学路を歩いていた子どもたちは、急いでしゃがみ込み、ランドセルで頭を守って身の安全を確保しました。その後、大津波警報が出たことが知らされると、子どもたちはそれぞれの判断で一番近くの高台に向かって走り始めた。このうち小学校で最も高い3階建ての施設の屋上には、訓練開始から10分ほどで、全校児童の4分の1にあたる約100人が避難を終えていた。沿岸部にある門川町では南海トラフ巨大地震が起きると、最大で12メートルの津波が20分前後で到達すると想定されている。