鹿児島県薩摩川内市にある川内原発は、1号機が来年7月に、2号機が再来年11月に、それぞれ運転開始から40年となる為、九州電力は去年、運転期間を20年延長し60年まで運転する認可を原子力規制委員会に申請していた。今日開かれた規制委員会の会合では事務局の原子力規制庁から、九州電力が実施した原子炉やコンクリート製の構造物などの劣化状況を調べる特別点検の結果や、今後20年間継続して使用出来るとする評価結果について、基準に適合しているとする審査結果が示された。これについて委員から異論は出ず、全会一致で運転期間の延長が認可された。40年を超える運転は福井県にある関西電力の高浜原発1・2号機などと川内原発の2基を合わせて全国で6基になる。