愛車で韓国ドライブ旅をする人たちに密着。大阪港にある国際フェリーターミナルは、週に3回、韓国プサン行きのフェリーが出港する。夏休みに船旅を楽しむグループや、日本を旅して帰路につく韓国人家族など利用者は様々。横浜市に住む鈴木浩明さん夫婦に密着。韓国・ソウルに住む親友に会うため、マイカーで向かうという。旅行バッグが2つ、お土産、枕、生活用品など大量の荷物だ。大荷物が運べるのも車ならではのメリット。韓国で運転するためにはパスポート、国際免許証、税関提出の書類などが必要。日本と韓国は取り決めによりそれぞれのナンバーで走行できるため、車で旅をする人も多いという。乗り場には車の日本文化が好きだという韓国人のハンさんが。日本の友人たちの案内で大阪・名古屋・群馬など全国を巡り、帰国の途に就くという。群馬に行ったのは、漫画「頭文字D」に実際に登場する峠道を愛車で走るという夢を叶えるためだ。大阪港からプサンまで19時間。目的地のソウルまではさらに400kmもある。夫婦が初めて車で韓国に渡ったのは25年前。鈴木さんは韓国メーカーの車を日本に向けて販売する仕事に携わっており、韓国で仕事がある度に妻・智子さんとドライブ旅をしたそう。子どもが小さい時は、車にベビーカーや布団を積んで渡ったこともあるという。荷物が多すぎて、税関から「まさか亡命じゃないよね」と言われたことも。
翌朝、ようやくフェリーがプサンに到着。港で韓国の通行許可証を受け取り、フロントガラスに貼るだけで走れるようになる。プサンは13年ぶり。変貌を遂げた街の姿に、「タイムスリップして未来に来た感じ」と驚きを隠せない。車は日本とは逆の右側通行だ。今はカーナビがあるから迷うことはないが、昔は道路地図とにらめっこだったそう。2002年に韓国でワールドカップが開催され、その影響で標識に英語表記が入るようになりかなり見やすくなったという。韓国の人気ビーチ・海雲台で一休み。長い移動の間、楽しみの一つはサービスエリアでの食事だ。金海金官伽耶サービスエリアで韓国の国民食・ラミョンを食べ、韓国第3の都市・テグへも寄り道。翌日、ソウルの町を走っていた鈴木さんは無事親友と再会。マイカーの旅はまだまだ続く。
翌朝、ようやくフェリーがプサンに到着。港で韓国の通行許可証を受け取り、フロントガラスに貼るだけで走れるようになる。プサンは13年ぶり。変貌を遂げた街の姿に、「タイムスリップして未来に来た感じ」と驚きを隠せない。車は日本とは逆の右側通行だ。今はカーナビがあるから迷うことはないが、昔は道路地図とにらめっこだったそう。2002年に韓国でワールドカップが開催され、その影響で標識に英語表記が入るようになりかなり見やすくなったという。韓国の人気ビーチ・海雲台で一休み。長い移動の間、楽しみの一つはサービスエリアでの食事だ。金海金官伽耶サービスエリアで韓国の国民食・ラミョンを食べ、韓国第3の都市・テグへも寄り道。翌日、ソウルの町を走っていた鈴木さんは無事親友と再会。マイカーの旅はまだまだ続く。