小泉防衛相は昨夜、フィリピン・マニラでテオドロ国防相と会談し、日本が先月、防衛装備移転三原則と運用指針を改正し、いわゆる5類型を撤廃し、殺傷能力のある武器の輸出を原則可能としたことを説明した。テオドロ国防相からは、支持と期待が表明された。フィリピンが関心を示す海上自衛隊の中古の「あぶくま」型護衛艦などの移転に向けて、防衛当局間でワーキンググループを設置することで一致した。ワーキンググループでは、今後、移転時期などについて協議を進め、早期移転を目指すことにしている。小泉防衛相は、今回の訪問を装備品のトップセールスの場として臨んだ。フィリピンとの間では、中古護衛艦の移転に向けた進展が見られ、防衛省幹部は、5類型を撤廃したことで、さっそく前に進んだと話している。フィリピンは、南シナ海の領有権をめぐり中国と対立を深めていて、日本としては、装備品の移転を通じて、地域の抑止力向上につなげる狙いがある。武器の輸出に対する国民の理解は十分進んでいないという指摘もあり、政府には丁寧な説明が求められる。
