卓球アジア選手権・男子シングルス決勝・カザフスタン:張本智和3−1林詩棟(中国)。女子団体決勝:日本3−1中国。カザフスタンで行われている卓球のアジア選手権。男子シングルス決勝で、エース・張本智和が世界ランキング3位、中国の林詩棟を破り金メダルを獲得。日本勢50年ぶりにアジアの頂点に立った。そして、妹・美和も女子団体で快挙。最強・中国との決勝、第1試合を任された張本美和は、世界4位を相手にフルゲームまでもつれ込む大接戦。最後まで攻めの姿勢を崩さず大きな1勝を挙げた。この勢いに続きたい平野美宇も世界6位の相手を撃破。3戦先勝の団体戦、勝てば日本勝利となる第4試合に再び、張本美和が登場。相手は世界1位の孫穎莎。これまで6回対戦しているものの、未だ勝利したことはない。そんな強敵相手にも慌てることなく、16歳とは思えない冷静さでゲームを展開。大逆転で世界1位から大金星を挙げた。絶対王者・中国を破っての優勝は1974年以来、実に50年ぶりの偉業達成。2勝した16歳・張本美和に対し中国メディアは「潜在能力は計り知れない」と警戒心をあらわにした。表彰式では優勝トロフィーを互いに譲り合うほほ笑ましい場面も。幾度となく立ちはだかってきた最強中国。その高い壁を超え、日本女子がついに頂点に。張本兄妹が日本卓球界の歴史に新たな1ページを刻んだ。