長崎・佐世保では陸と海の統合運用施設の整備が進められている。海上自衛隊は岸壁不足の問題に直面している。水陸両用車「AAV7」は陸と海両方を進むことが可能。しかし相浦駐屯地には輸送艦に積むための岸壁がない。そのため島での訓練の度に輸送艦が待機する岸壁まで運ぶ作業が発生する。走行は夜間に限られる。水陸両用車は海自倉島岸壁まで運ばれここで輸送艦にのせることではじめて島へ展開できる。岸壁の問題を解決するため佐世保港内崎辺地区に建設されている大型岸壁工事の事業予算は314億円。佐世保は出撃拠点としての機能を拡大しようとしている。