今回の物語は、茨城県行方市にある元文化施設。1992年、霞ケ浦ふれあいランド水の科学館として建築。年間20万人を越える入館者があったが、設備の老朽化などにより2020年に閉館した。広大な跡地と建物を残したいと、建築家・高橋一平さんの手によって2024年動物園に生まれ変わった。新たに作られたバリアフリーのスロープ、これにより動物たちを見落とすことなく順路を回れる。科学館の施設を改修してケープペンギンたちが泳ぐプールを設置。その奥には今年の夏から仲間入りした3羽のダチョウたちがいた。科学館のシンボルだった入口の大階段は、床をくり抜いてヤギやカピバラ、アルパカたちと触れ合える場所に。ドーム型の建物は壁を全て取り払い、キリンの家を作った。壁を壊したおかげで、霞ヶ浦からの風が通り抜け約30種の動物たちも快適になった。
住所: 茨城県行方市玉造甲1234
URL: https://doubutsutominna.jp/
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