全国の米どころの状況を紹介。福島・会津坂下町の倉庫では新米の今年初めての等級検査が行われた。新米の「ひとめぼれ」は、大きさなど見た目の品質を示す等級でいずれも1等米の判定だった。関係者によると収穫量も例年並みになるという。福井市内のスーパーでは、きのうから「コシヒカリ」の新米が店頭に並び始めたが、値段は去年の1．6倍だという。新潟でも県外向けの新米の出荷がきのうから始まった。米不足を受けて去年よりも2日早く、JA新潟かがやきでは去年よりも18トン多い116トンが県外用で、最初の出荷分は関東地方に届けられるという。また、東京都内のスーパーを9店舗取材したところ、全ての店舗で新米が入荷。数量制限なども終了しているという。ただ、値段についてはどの店舗も去年に比べて高く、5〜7割も高くなっているところもあるという。新潟食料農業大学の青山浩子教授によると、もうしばらくの辛抱で「価格は落ち着いてくる」。コメ不足の不安でたくさん買っている人が多いため、新米の購買意欲は弱いという。