日本有数の豪雪地帯にある青森空港。雪の多い年は累計降雪量が10mを超えることもあり、天候が変わりやすい空港。青森空港には空の便に影響が出ないようにするため豪雪地帯の仕事人がいる。総勢120人の「ホワイトインパルス」。国内最速ともいわれるスゴ腕の除雪作業の秘密を追跡する。1月下旬の早朝5時、この日は空港に日本海側から発達した雪雲が急接近。空港は八甲田山系の山々に囲まれているため雪が多く、一度降り出せばすぐ雪が積もってしまう。出動の基準は積雪3cm以上。今年は例年に比べ雪が多く、出動回数はすでに150回を超えるという。除雪隊の基地では緊急の除雪に備え、隊員80人が待機。出動要請が入り隊員が34台の除雪車に乗り込み現場へ。時間内に東京ドーム12個分、広大な空港を除雪する。滑走路の長さは3000mもある。この日は6種類の除雪車が出動し、連携して滑走路をわずか1往復で除雪した。