ジャマイカでハリケーン「ベリル」が発生した。今月1日に5段階のうち最も強い「カテゴリー5」になった。カテゴリー5は、史上最も早い時期だという。ベネズエラでは、川が氾濫し洪水が発生した。グレナダでは、甚大な被害が。被災地を視察したグレナダのミッチェル首相は「世界の終わりのよう」と話した。ロイター通信によると、ベネズエラ・グレナダ・ジャマイカなどで少なくとも11人が死亡した。今月8日、「ベリル」はアメリカ・テキサス州に上陸。街は水浸し、骨組みだけになった住宅も。NBCによると、アメリカ国内の死者は少なくとも10人以上だという。立花教授によると、ベリルが通過した海は海水温が例年より2・3℃高く、異常気象を引き起こすレベルだという。海水温の上昇が要因で引き起こされている猛暑。先月、中東サウジアラビアで51.8℃を記録。巡礼者に熱中症が多発し1300人以上が死亡した。アメリカではラスベガスで今月7日、過去最高の48.9℃を記録した。ワシントンではろうのリンカーン像が溶けた。AP通信によると、イタリア・ローマでは今月11日、当局が7都市に気象警報を発表。ローマはこの日38℃を超えた。今月7日、静岡市で今季全国初の40.0℃を観測した。