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「頚椎の上に豆腐が載って在る」 のテレビ露出情報

現代絵画のトップランナーの諏訪敦さんはコターンのマルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある静物について、細部を怠ることなく視界がすべてクリアに見えるという。細部にまで緻密に描かれているのがサスペンスの理由ではないかというが、自身の作品では影を陰影をぼかしたりシャープにすることで物のサイズ感を表現できるという。人の目が捉える空間の中に近い現実感のある絵になる。さらにこの技法で描かれた1枚は遠近感を生むぼかしを施さずに、隅々までピントがあっている。すると空間性が犠牲になるという。コターンの絵もこうして影を同じ濃さで描いている。諏訪敦さんはそれが神聖にみえ、あらゆる細部にまえピントを当てた絵には、空間的なリアリティよりも画家の見るという記憶が刻まれているという。描かれたのはコターンが見続けてたどり着いた、そのもののあるがままの姿だった。

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