肌の3倍の紫外線を浴びているとも言われる頭皮。この時期は、暑さで汗や皮脂が溜まりやすく、頭皮はダメージを受けやすい。髪のプロ・伊熊が髪を美しくする頭皮ケアを伝授する。なないろ隊の橋本さんの悩みは、頭頂部のボリュームと後ろ髪のパサツキ。東京・銀座にあるヘッドスパ専門店を訪ね、橋本さんの頭皮の状態をチェック。マイクロスコープで頭皮を見ると、紫外線で焼けて、色が黄色くなっていた。毛穴から分泌された皮脂が紫外線などによって酸化すると、過酸化脂質になり、放置すると、頭皮のかゆみなどにつながる。頭頂部のボリュームがなくなる原因のひとつでもあるという。ヘッドスパを受け、頭皮ケアを行う。最初に、50度ほどの蒸気をあてて、毛穴を開かせる。固まった脂質を柔らかくする効果もあるという。5分ほど経ったら、スチームを外し、クレイパックをして、皮脂などの汚れを取り除く。スカルプシャンプーで、頭皮をほぐすように5分以上かけて洗う。すすぐときは、頭皮にシャワーをあてて、すすぎ残しがないようにする。次に、クレンジング。水素のお湯で毛穴の中まで浸透させ、汚れを落とす。トリートメントは、毛先からつける。最後に、頭皮に美容液を塗布し、EMSによる電気刺激で浸透させる。橋本さんの髪は、根本からふんわりし、顔の血行も良くなった。後ろ髪もまとまり、頭皮も毛穴のつまりがとれ、皮脂によるテカリも抑えられた。この店では、男性客が50%を占めるという。