タモリさんが向かったのは石垣が発見された山。運河で運ばれた石で作られたのは何重にも石垣を巡らせたこのような山だったのではないかと考えられている。同じ山の上に酒船石がある。両側に割られたような跡があるためもともとはこのような形をしていたのではないかと考えられているが何のためのものなのかは解明されていない。手塚治虫の「三つ目がとおる」の薬をつくった説や松本清張の「火の路」のゾロアスター教の秘儀に関わるもの説などがある。タモリさんは水が流れるのを見て楽しむのかなと予想した。相原さんは占いに使っていて“笹船石”だったのではと考えている。山のふもとでは亀の形をした石が発見され斉明天皇自らが政を行う施設だったのではないかと考えられるようになった。飛鳥時代、人々は石を使いこなすことで日本の国の礎を築いていった。最後にタモリさんが向かったのは飛鳥を一望できる場所。タモリさんは「周ってみて始めて分かる。知ることと分かることは全然違う。飛鳥のイメージが変わりました」などと話した。