きょう厚生労働省は、食べ残しの持ち帰りは消費者の自己責任で行うことが前提だとしたうえで、ガイドラインの案を示した。この中で、飲食店などの事業者に対しては、持ち帰りに適した料理をあらかじめ検討しておくことを求めているほか、必要に応じて、容器などの資材の提供の配慮を求めている。例えば、手や指の消毒液や使い捨て手袋、保冷剤などの提供。さらに詰め替え容器を用意する場合は、衛生的に保管することとしている。一方、消費者に対しては、料理の詰め替えは基本的に自分で行うこと、水分はできるだけ切り、小分けにすること、持ち帰ったあとは食品に応じて再加熱することなどを求めている。ガイドラインではその場で食べきることが基本であり、持ち帰りはどうしても食べきれない場合の手段の1つだとしている。