お正月の餅を年内に用意したいところだが、実は餅つきを避けたほうがいいといわれる日がある。大みそかについた餅は一夜餅と呼ばれ、葬儀と同じ一夜飾りの意味を持ってしまうため避けたほうがいいといわれるが、今日29日もそう。29の数字が苦楽の「苦」や「二重苦」などに通ずるからだといわれている。ただ、一方では「福」とも読める。地域によってはむしろ29日を選んで餅つきをするところもあるよう。そんなお餅は古くから正月には欠かせない食べ物で江戸時代には引きずり餅と呼ばれる商売が盛んに行われていた。きょうはその引きずり餅とはどんな商売か、という問題。