広大な湿原が見頃を迎えた4県にまたがる紅葉スポット「尾瀬国立公園」。例年は人出が見られるはずが、尾瀬観光の玄関口となる道の駅に向かうと、人はまばら。紅葉シーズンへの長雨の影響を懸念する声は、ほかの紅葉スポットでも。昨日、栃木県日光市を訪ねると、紅葉し始めていた。あと半月ほどで見頃を迎える竜頭の滝。葉は色づき始めていたが、平年に比べて色付きが遅い。周辺の飲食店からは悲鳴も。不安視するのは、紅葉シーズンの遅れ。ウェザーニュースが先月発表した紅葉見頃予測では、全国的に今年は遅いかやや遅いとなっている。日本気象協会の吉田気象予報士は、「9月は雨が降っていても、気温があまり下がらなかったことがあり、さらに、日照時間も少なくなったことで、紅葉時期が遅れてしまっている。10月いっぱいは全国的に気温が平年並みか高い予想で、今年の紅葉は平年よりだいぶ遅れる可能性がある」と語る。毎年多くの観光客で賑わう千葉県の紅葉の名所「養老渓谷」周辺では、厳しい現実が。養老渓谷近くの県道では、まだ大量の土砂が残っていて、通行止めとなっている。電柱も斜めに倒れている状態。懸命な復旧作業が続くも、いまだ残る台風25号による豪雨被害の爪痕。養老渓谷周辺の温泉宿の室内から撮影した映像では、被災の影響で養老川を望む景色も一変している。一方、別の旅館では、宿泊客の受け入れ態勢が整ったというが、今週末の予約は今のところゼロ。崩落事故なども起きていて、不安になっているお客さんが多い。紅葉シーズン目前を襲った豪雨被害。最寄りの養老渓谷駅を通る区間が運休中の小湊鉄道では、全面復旧のめどは立ってないということ。
