たっぷりのメレンゲを含ませた生地に挟んだのはあんことバター。ふわふわ生地とつぶあんの間でじんわり溶ける発酵バター。群馬県・前橋で人気のどら焼きも集結。甘い香りが漂う日本橋三越本店できょうから始まったのは「あんこ博覧会」。みずみずしいイチゴを大福生地となめらかなこしあんで包んだ「いちご大福」など王道のあんこスイーツも人々の目を引くが、見た目はまるでスライスチーズ、食パンに乗せて焼くだけであんバタートーストを楽しめる「亀屋良長」の「スライスようかん 小倉バター」なども人気。毎年バレンタインに合わせて開催されるあんこの祭典。バイヤーが今年掲げたテーマが「にゅう・あんこ」。「にゅう」には「乳製品」「新しい」の意味が込められてている。島根県・松江の銘菓「風流堂」のまんじゅう「朝汐」も、小豆の皮を取り除いて作る「朝汐餡」に島根のミルクで作ったバターを詰めたイベント限定の新作「餡バター朝汐」に。「あんこ博覧会」の売り上げは年々右肩上がり。その人気を支えるのが新商品開発。岐阜県で店を構える「柏屋つちや」の実演コーナーでは見慣れない機械が稼働していた。なんとその場で生クリームからバターを作る力の入れよう。作り手のあふれる情熱と会場で作る出来立てバターで作る新作モナカ「餡バターもなか「『めとらく』もイベント限定。あんこの可能性は更に広がりそう。