北海道の広い範囲で雨が降っている。先週の大雨で被害が出ている山形県や秋田県では、あすにかけて激しい雨が降るおそれがあり、厳重な警戒が必要。一方、全国的に気温が上がった。栃木・佐野市では41℃、国内の最高気温に迫る気温。静岡県や埼玉県などでも40度を超えるなど、各地でその地点での観測史上最高気温を記録。これまでの国内の歴代最高気温は41.1度、2018年に埼玉・熊谷市、2020年に静岡・浜松市で観測。暑さ日本一の街、埼玉・熊谷市では、きょう40℃。きょう気温が高かった6か所の気温を時系列で表したグラフを紹介。静岡・浜松市船明と群馬・館林市など、6地点で40度以上を観測。原因は、最低気温が高かったこと。西日本〜東日本はきのうほとんど雨が降らなかったので、気温が下がっていない。浜松は最低気温が30.3℃、東京都心は29.3℃だった。西日本〜東日本は高気圧に覆われたため、朝から強い日ざしが照りつけた。上空には晴れると35度くらいまで上がる暖気も広く流れ込んでいる。特に気温が上がった関東や東海は、北西の風が山を越えて吹き降りたため、フェーン現象も加わって40℃を超えた所があった。この先も体温を超える危険な暑さの所がありそう。東京はあす38℃、きょうより高くなる予想。宮城・仙台も36℃で猛暑日になりそう。あさって以降、東京の暑さはピークを超える見通しだが、東海〜九州は向こう1週間も35℃〜38℃で、猛暑が続きそう。