2024年7月29日放送 21:00 - 22:00 NHK総合

ニュースウオッチ9
▽東北で再び大雨のおそれ・危険な暑さも▽阿部一二三2連覇

出演者
田所拓也 酒井博司 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像とあいさつ。

速報 総合馬術団体で銅 1932年以来

パリ五輪馬術の総合馬術の団体で、日本が銅メダルを獲得した。日本が馬術でメダルを獲得したのは、1932年のロサンゼルス大会、個人種目で金メダルを獲得して以来92年ぶり。団体でメダルを獲得したのは、初めて。総合馬術団体の日本は1度は出場への道は絶たれながらも、繰り上げでたどりついた五輪の舞台で、馬術としては92年ぶり、団体では初めてのメダル獲得という快挙を達成。

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パリオリンピックロサンゼルスオリンピック
ラインナップ

今夜のラインナップを伝えた。

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パリオリンピック吉沢恋赤間凛音
(ニュース)
栃木 佐野で41.0℃ 国内最高気温まで0.1℃

北海道の広い範囲で雨が降っている。先週の大雨で被害が出ている山形県や秋田県では、あすにかけて激しい雨が降るおそれがあり、厳重な警戒が必要。一方、全国的に気温が上がった。栃木・佐野市では41℃、国内の最高気温に迫る気温。静岡県や埼玉県などでも40度を超えるなど、各地でその地点での観測史上最高気温を記録。これまでの国内の歴代最高気温は41.1度、2018年に埼玉・熊谷市、2020年に静岡・浜松市で観測。暑さ日本一の街、埼玉・熊谷市では、きょう40℃。きょう気温が高かった6か所の気温を時系列で表したグラフを紹介。静岡・浜松市船明と群馬・館林市など、6地点で40度以上を観測。原因は、最低気温が高かったこと。西日本〜東日本はきのうほとんど雨が降らなかったので、気温が下がっていない。浜松は最低気温が30.3℃、東京都心は29.3℃だった。西日本〜東日本は高気圧に覆われたため、朝から強い日ざしが照りつけた。上空には晴れると35度くらいまで上がる暖気も広く流れ込んでいる。特に気温が上がった関東や東海は、北西の風が山を越えて吹き降りたため、フェーン現象も加わって40℃を超えた所があった。この先も体温を超える危険な暑さの所がありそう。東京はあす38℃、きょうより高くなる予想。宮城・仙台も36℃で猛暑日になりそう。あさって以降、東京の暑さはピークを超える見通しだが、東海〜九州は向こう1週間も35℃〜38℃で、猛暑が続きそう。

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仙台(宮城)佐野(栃木)北海道山形県東京都熊谷(埼玉)秋田県船明(静岡)館林(群馬)
”暑さ日本一”熊谷の対策 家もコメも暑さに適応を

暑さ日本一の街、熊谷では、この暑さに適応しようとする対策が広がっている。リフォーム会社が取り組んでいるのが、暑さに強い家作り。外から熱が入ってくる窓を二重サッシにリフォームすると、サーモグラフィーで見ると温度が下がっていることが分かる。さらに、断熱機能を備えたスクリーンを下ろせば、10℃くらいの温度差。この会社では、年々暑さが厳しくなる中、窓の改修工事の注文が急増。暑さ対策はコメでも。熊谷市で去年栽培された2種類のコメ。高温障害にかかったコメを紹介。埼玉県農業技術研究センターが開発した新品種の「えみほころ」は、去年の猛暑でも高温障害にかからなかった。ことしは全県的に試作を行っている。埼玉県農業技術研究センター水稲育種担当・大岡直人担当部長は「人間もかなりしんどいので、コメもしんどいと思う。暑さに強い(品種)、いちばん高い目標で育成を進めている」と語った。

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えみほころ埼玉県農業技術研究センター熊谷(埼玉)
(パリオリンピック)
速報 総合馬術団体で銅 1932年以来

パリ五輪は大会3日目の28日、日本は計5個のメダルを獲得。メダルラッシュとなった。大会4日目も早速メダル獲得。馬術の総合馬術の団体で日本が銅メダルを獲得。日本が馬術でメダルを獲得したのは1932年のロサンゼルス五輪、個人種目で金メダルを獲得した西竹一さん以来92年ぶり。団体でメダルを獲得したのは初めて。

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パリオリンピックロサンゼルスオリンピック西竹一
男子73キロ級 橋本壮市 柔道

橋本壮市選手対マーク・ハリストフの試合。橋本壮市選手は袖釣込腰で技ありで優勢勝ちとなった。準決勝ではジョアン・ベンジャミン・ギャバと対決。橋本は3回目の指導を受け反則負けとなった。

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ジョアン・ベンジャミン・ギャバマーク・ハリストフ橋本壮市舟久保遥香
女子57キロ級 舟久保遥香 柔道

舟久保遥香対ダリア・ビロディドの試合。舟久保遥香は延長戦の末相手の反則負けを誘い勝利。サラレオニー・シジク対舟久保遥香の試合。舟久保遥香は一本負けをした。

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オリンピックサラレオニー・シジクダリア・ビロディド舟久保遥香
フェンシング女子サーブル個人 江村美咲選手が登場

フェンシング女子サーブル個人。開会式で旗手を務め、世界選手権2連覇中の江村美咲選手が2回戦から登場。2回戦:江村美咲15−14オレーナクラワツカ(ウクライナ)で江村美咲選手が勝利。

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オレーナ・クラワツカグラン・パレパリ(フランス)フェンシング世界選手権江村美咲
スケートボード 男子ストリート 競技開始

スケートボード男子ストリート予選:白井空良。白井空良は前半のランで次々と技を決めていった。白井空良はベストトリック1回目で93.57をマークした。

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コンコルド広場パリ(フランス)白井空良
日本勢が活躍 メダルラッシュ

柔道、スケートボード、競泳、そしてフェンシングと選手たちの活躍に、フランス・パリも、日本中も沸いた。日本からは祝福の声が相次いだ。圧倒的な柔道を信条に金メダルを獲得した阿部一二三選手。秘めた思いを胸に畳に向かっていた。阿部一二三選手は「妹が負けてしまってすごく苦しい1日になった。妹の分まで兄が頑張らないとという気持ちで頑張った」と語った。妹が見守る中で迎えた決勝。視線は4年後へ。阿部一二三選手は「決して無駄じゃない。妹の負けというのは。またきょうだいで五輪金メダル必ずとりたい」と語った。フェンシング男子エペ個人・加納虹輝選手が金メダル獲得。フェンシングの個人種目で日本選手が金メダルをとるのは初めて。加納選手は「個人戦でも金メダルを取りたいとずっと言っていたので、実行できてうれしい」とコメント。地元、愛知・あま市・あま市役所に金メダルを祝う幕も。競泳で日本に最初のメダルをもたらしたのは、男子400m銀メダル・松下知之選手。初出場の18歳。松下選手は「最高の思い出になった」とコメント。スケートボードの女子ストリートは、10代が躍動。金メダル・吉沢恋選手は14歳。吉沢選手は「ここまで頑張ってきてよかったなって思う」とコメント。15歳・赤間凛音も初めての大舞台で銀メダルに輝いた。

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被災地中学生が仏へ なでしこジャパン応援

サッカー女子予選リーグ第2戦:日本2−1ブラジル。この試合、現地で観戦していたのが、能登半島地震で被災した中学生たち。ボランティア団体が寄付を募り実現。フランス滞在中には、現地の人との交流会で、地震が起きたときの様子を直接伝えた。世界中から能登半島に寄せられた支援。その感謝の気持ちを込めた鉢巻きを配った。生徒たちは全力で声援を送った。日本が若手の活躍で、劇的な逆転勝利を収めた。

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スタジオトーク

オリンピックについてトーク。田所アナは「あたたかい空間であったり熱き戦いっていうのがフランス各地でパリ各地で行われています」などと話した。

(ニュース)
クアッド外相会合 中国など念頭に”海洋秩序の維持・強化へ連携”

日米豪印4か国の枠組み「クアッド」の外相会合が東京で開かれ、海洋進出を強める中国などを念頭に海洋秩序の維持強化に向けて連携していくことで一致した。ことし日本が議長国を務めるクアッドの外相会合。冒頭、上川外相が「法の支配に基づく“自由で開かれたインド太平洋”の実現に向けて協力をしていくことがますます重要」と訴えた。会合では海洋進出を強める中国などを念頭に力による一方的な現状変更の試みに強く反対し、海洋秩序の維持強化に向けて連携していくことで一致した。4か国が共同で地域の課題解決に取り組む方針も確認しサイバーセキュリティーや「オープンRAN」と呼ばれる通信ネットワークの整備、海上での法執行能力の構築などを支援していくことになった。上川外相は「地域のニーズに耳を傾け課題解決を約束し、着実に果たし続けていくことが確認された」、米国・ブリンケン国務長官は「かつてない戦略的な合連携だ」と述べた。

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アントニー・ブリンケン上川陽子日米豪印戦略対話

米国・ブリンケン国務長官が総理大臣官邸を訪れ米国・オースティン国防長官とともに岸田総理大臣と面会した。岸田首相は「さまざまな分野での協議、具体的な協力を通じて同盟の抑止力、対処力をより一層強化していきたい」とと述べた。日米の協力を巡っては新たな動きも。防衛省は去年緩和された防衛装備品の輸出ルールに基づき、国内で製造した地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」を米国に移転する契約を結んだ。ウクライナへの支援によって米国の迎撃ミサイルが不足していることが背景にある。「PAC3」は日本では20年近く前から国内企業が製造しているが、ライセンス元の国に完成品を移転する初めてのケースになる。木原防衛相は「我が国の安全保障、インド太平洋地域の平和と安定に寄与するもの。引き続き防衛装備品、移転の推進に取り組んでいく」と述べた。

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アントニー・ブリンケンロイド・オースティン岸田文雄木原稔防衛省
今後歳出ふくらめば赤字の可能性も 「基礎的財政収支」来年度黒字の見通し

きょう開かれた経済財政諮問会議。岸田首相は「2025年どの国、地方を合わせた基礎的財政収支が黒字化する姿が示された」と述べた。基礎的財政収支は、政策に充てる経費を借金に頼らず税収などでどれだけ賄えるかを示す指標。バブル景気直後の1991年度は黒字だったが、その後は赤字が続いている。この黒字化は、2001年、いわゆる「骨太の方針」で初めて財政健全化の目標として掲げられた。その後、目標年度を2011年度に定めたが、リーマンショックによる税収の減少などで先送りに。さらに消費税率の10%への引き上げの前年には、税収の増加分の一部を子育て支援などに回すことが打ち出され、目標は2025年度へと、再度先送りされていた。きょう内閣府は、その2025年度に、8000億円程度の黒字になるという試算を示した。黒字の見通しが出たのは初めて。物価の上昇などに伴い、昨年度の税収が上振れたことなどで収支が改善すると見込んだためだが、来年度予算で想定以上に歳出が膨らむなどした場合には赤字となる可能性もある。

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内閣府基礎的財政収支岸田文雄

来年度予算案の編成に向けて、政府はきょう各省庁が行う概算要求の基本方針を閣議了解した。この中では、政策によって費用が増減できる「裁量的経費」について、今年度予算より約1兆4000億円減らすよう求めている。そのかわりに、削減分の3倍に当たる4兆2000億円規模の特別枠を新設。構造的な賃上げの実現や少子化対策など、政府が重要課題と位置づける政策を対象とし、各省庁の要求を受け付ける。一方、年金や医療などの社会保障費は、高齢化による伸びを踏まえ、今年度予算から4100億円以内の増額に抑えるよう求める。政府はこの方針に基づき、来月中に概算要求を取りまとめることにしている。

全国学力テスト 思考力・表現力に課題

ことしの全国学力テストの結果が公表された。このうち課題となってきた思考力や表現力などが必要な問題の平均正答率は、小学校の国語が66.2%、算数が51.6%、中学校の国語が55.8%、数学が30.0%だった。基礎的な知識が求められる問題と比べると平均正答率はいずれも低く、特に算数と数学で大幅に下回っていた。文部科学省は「記述式の問題の無解答率は減っていて、問題に取り組む姿勢は見られる」として、「正答率の向上につながるような授業改善を促していきたい」としている。

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全国学力・学習状況調査文部科学省
防衛省 米に「PAC3」移転の契約

防衛省は、去年緩和された防衛装備品の輸出ルールに基づき、国内で製造した地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」を米国に移転する契約を結んだ。木原防衛相は「日米同盟にとっても重要で、具体的な進捗に至ったのは意義深い」と述べたうえで、「わが国の安全保障およびインド太平洋の平和と安定に寄与する。防衛装備(品の)移転の推進に取り組んでいく」と述べた。

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障害者差別根絶へ 新たな行動計画を

旧優生保護法を教訓に障害者などへの差別や偏見をなくしていこうと、政府は対策推進本部の初会合を開いた。岸田首相は「障害者に対する偏見、差別、優生思想の根絶に向け、政府一丸となって取り組んでいく」と述べた。岸田首相は、これまでの国の障害者関連施策を点検するなどしたうえで、改善策の検討を進め、新たな行動計画を取りまとめる方針を明らかにした。

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岸田文雄
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