約1年ぶりにバイデン大統領と習近平国家主席による米中首脳会議が行われた。サンフランシスコから中継。アメリカ政府関係者は「両首脳ともに関係の安定化を優先し、厳しい非難などをあえて行わなかった」と明かす。米中首脳会談は昼食などをはさみ約4時間にわたって行われた。会談の最後には両首脳が並んで散歩をするなど会談の成功を強くアピールした。バイデン大統領は先ほど会見で「会談では重要な進展があった」と述べ、「中断されていた軍同士の対話の再開で合意した他、AIに関する対話を始めることで一致した」と話した。また、中国側も「両国の違いを適切に管理することなど5つの柱からなるビジョンで合意した」としている。一方で台湾情勢などでは両国の主張が対立する部分に進展はなかった。最低限の関係構築を果たせたことをお互いが強調している。