高市総理が2日続けてSNSに投稿した写真が波紋を広げている。台湾のAPEC代表である林信義氏と高市総理が面会している写真。この投稿に強く反発したのが中国外務省で、「『台湾独立』勢力に重大な誤った信号を送るもので、影響は極めて悪辣だ」と批判した上で、日本側に「厳正な申し入れと抗議を行った」とした。高市氏が台湾代表との写真を投稿したのは、日中首脳会談が行われた日だった。中国国営テレビによると、習近平国家主席は会談で、「歴史や台湾といった重大な問題で、4つの政治文書が定めた明確なルールを守り、中日関係の基礎を揺るがせないよう」高市総理に求めたという。その会談後に高市総理は台湾代表との写真を投稿。これに対し中国外務省は「台湾問題は中国の核心的利益の中の核心で、越えてはならないレッドラインだ。日本側は過ちを反省し、具体的な措置を講じて悪影響を解消すべきだ」としている。こうした中、4日に予定されていた「日中共同世論調査」の結果発表が、中国側の要請で延期となった。高市総理のSNSの投稿を受け、「中国外務省が抗議をしたことが影響しているのではないか」との指摘もあがっている。一方、中国の抗議に対し台湾外交部は、「中国がいわゆる『一つの中国原則』を盾に、台湾と日本との正常な交流を批判する行為は、APEC全メンバーの平等な参加という核心的な原則に著しく違反している」としている。首脳会談後に不穏な空気が漂った日中関係。しかし今回の写真投稿以外にも今後、日中関係の火種になりかねない事案があるという。
