日米首脳会談を紐解いていくと、様々なヒントが隠されていた。夕食会では高市首相が大ファンだと公言しているロックバンド「X JAPAN」の楽曲が演奏された。ホワイトハウスで両手を広げたトランプ大統領に迎えられた高市首相の対面シーンは、世界中が注目していたかもしれない。イランが事実上の封鎖を続けるエネルギー輸送の要衝「ホルムズ海峡」の安全確保をめぐり、各国から自身が望むような協力が得られず、トランプ大統領は苛立ちを見せていた。高市首相はG7首脳の中で真っ先に会うこととなった。世界中が今後のトランプ氏の出方を伺う中、日本時間のきょう未明に注目の首脳会談が始まった。お互いを持ち上げるような形で始まった約90分間の首脳会談で、中国をめぐる課題や北朝鮮による拉致問題などについても意見交換が行われる中、焦点のひとつとなったのはイラン情勢についてだった。事実上封鎖が続くホルムズ海峡への艦船派遣をめぐり、トランプ大統領は「同盟国は協力すべき」との考えを示しているが、日本に対しては「しっかり責任を果たそうとしている。NATOとは違う」などと述べ「より積極的な貢献を求める」と釘を刺す場面もあった。高市首相は「日本の法律の範囲内でできることと、できないことがある。これについては詳細に説明をした」などと述べた。物議を醸したトランプ大統領の発言もあった。記者から「イランへの攻撃を同盟国に事前に知らせなかったのはなぜか」と問われたところ、「奇襲を仕掛けたかったからだ。奇襲について日本より詳しい国はない。なぜ真珠湾攻撃について言ってくれなかったのか」などと発言した。高市首相は「世界のエネルギーマーケットを落ち着かせるための提案も持ってきた」などと語った。
