TVでた蔵トップ>> キーワード

「首都圏情報 ネタドリ!」 のテレビ露出情報

大河ドラマ「べらぼう」で吉原の女郎屋のおかみ、きくを演じている俳優のかたせ梨乃がドラマゆかりの地を巡った。かたせが訪れたのは台東区千束。ここはかつて江戸随一の遊郭街吉原があった場所。地域の魅力を伝える取り組みをしている地元商店会の不破利郎に街を案内してもらった。まず案内されたのが柳の木。当時も同じようにこの場所に植えられていた。見返り柳があったのは吉原遊郭への入り口の部分。遊郭に至るまでの道の形は今も同じように残されている。蔦重の店があったのは吉原遊郭のすぐ手前。この場所を拠点に遊女などを相手に本を貸し出す貸本屋として商いを始め吉原の住人たちと関わっていく。店のあったこの通りには吉原ならでは特徴も。遊郭街に至るまでの道路はS字状に曲がっている。この辺りの住所に吉原という街はないが交差点などにはその地名が残っている。続いて案内してくれたのは江戸時代から続くお寺。ここには吉原の悲劇の歴史の一端が残されている。豪華けんらんに着飾り一見、華やかに見える遊女たち。一方で性病や栄養失調などによって命を落とし吉原から外に出られないまま一生を終える人も少なくなかった。当時、投げ込み寺とも呼ばれ身寄りがない遊女たちのなきがらが持ち込まれた。
吉原の面影が今も残る台東区千束には歴史を語り継ぐ新たなスポットも。全国で唯一とされる遊郭にまつわる書籍の専門店。吉原は大体、この辺にまとめてある。8年前にこの店を開いた店主の渡辺豪。店内には全国各地の遊郭に関する歴史や文化についての珍しい書籍などが置かれている。中には蔦重とゆかりの深い書籍も。蔦重が出版した書籍でドラマでも登場する「吉原細見」いわば吉原の街のガイドブックだ。地図に加え遊女の名前や格付けなど詳細な情報を網羅していた。歴史の中であまり語られてこなかった遊郭や遊女たちの存在。渡辺はその影の部分も含め記録を残し伝えていきたいと話していた。途中、かたせが声をかけたのは店に来ていたお客さん。最近、若い世代の来店が増えている。蔦重が生きた遊郭街、吉原。その面影は今も街に息づいている。

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.