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「羽田線」 のテレビ露出情報

高速大師橋の1日の交通量は8万台。しかし亀裂が入るなど劣化していて新しい橋に架け替えられることになった。高速大師橋は長さが約300m、重さが約4000tにもなり2週間で橋を撤去し新しい橋を開通させる。工事が開始されたのは2017年で埋立地で橋の組み立て作業が行われた。浚渫工事を実施し、橋は大潮の干潮のタイミングで通過させた。スライドレールで橋を動かしテフロン板とステンレス板で4000tの橋を一気に動かすという。作業員は総勢1800名で工事前日には安全祈願の式典が行われた。初日に撤去する橋の両端と橋脚を切り離し2日目に古い橋をスライド、3日目に新しい橋をスライドする。
通行止め1日目、2週間にわたる通行止めが始まった。ここからは24時間ぶっ通しで工事を進める。撤去する橋を首都高から切り離す。路面切削機は車体の下についた鋭い刃が回転してアスファルトを削り取り、橋の下では橋脚部分を切り離す作業が行われた。2日目、限られた時間で素早く重いものを動かすために開発された特殊なジャッキで4000tの橋を引っ張る。4台のジャッキで同時に引っ張り4000tの橋を一気にスライドさせる。スライドレール1本あたり8台の箱型シップがありジャッキの数も8台で全体で4列あるという。
スライドレールの表面は箱型シップのフッ素樹脂とステンレスのレールのおかげで摩擦抵抗はかなり軽減されているが、湿度の変化やほこりが付着することで滑りに影響が出ることもある。スライド開始から1時間、残り10mとなり川岸に立つ河川事務所をかすめるよう進むルートになっている。開始から2時間足らずで36台のジャッキの力で全長300mで4000tの巨大な橋を安全に撤去することに成功した。次に新しい橋をスライドする。朝までにジャッキのワイヤーを古い橋から新しい橋へ架け替えなければならない。3日目、新しい橋は古い橋よりシンプルな構造だが鉄の硬度を高めたことでより頑丈な作りになっている。新しい橋のスライドは古い橋よりも難しく、東京側には住宅が建っている。
新しい橋は斜めにスライドさせる。合図と同時に橋を2方向に動かす。1つのスライドレールがこのまま東京方向に進むとスライドレールの足場に横に動く橋が接触する可能性があり、足場は解体した。開始から5時間、東京方向へのスライドが完了し橋と首都高の切れ目をあわせるが、300mの橋を動かすには2cm程度の許容差しかない。古い橋が架け替えの直前まで使われていてやむなく古い橋脚の脇に新しい橋脚の根本だけを先に建設した。橋脚のてっぺんは新しい橋と一体化させ架け替え時に溶接してつなぐことになっている。
長さ300mの巨大橋を誤差2cm以内で止める。4つの橋脚のうち右下の1つが5mmオーバーしてしまった。進む方向に対して戻す手段はないという。5つの特殊ジャッキのうち2つだけを動かし右下の橋脚を押し戻し、4つの橋脚が誤差2cm以内で完璧に収まった。究極ミッションは大成功した。その後、橋脚の溶接が行われ橋は自立した。橋の上では両端をつなぐ工事や車線の書き込み作業が行われ、最終検査もクリアしたという。通行止めから15日目、橋は開通した。

他にもこんな番組で紹介されています…

2023年9月2日放送 6:30 - 7:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本交通情報
高速 路の状況について伝えた。

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