日経平均株価の今週末の予想中央値は33,400円だった。楽天証券経済研究所の香川睦さんは、33,400円を予想。分配金捻出のためのETFによる換金売りを消化しつつ、アメリカ株高によるリスク選好を追い風に、底堅い動きになることを予想している。一方、智剣・Oskarグループの大川智宏さんは32,800円を予想。先週発表されたアメリカの経済指標は、強い内容が目立っていたことから、週末に控える6月の雇用統計に向け、様子見ムードが強まりやすいと見ているという。ドル円相場の今週末の予想中央値は144.50円だった。みずほ証券の山本雅文さんは、144.0円を予想。ISM非製造業景気指数の50割れや、非農業部門の雇用者数の鈍化により、これまで一方的に上昇してきたドルの調整につながる見込みだという。7-9月期のドル円の高値予想で最も多かったのは147.50~150.0円で、全体の4割を占めた。145.0~147.5円と予想した今村卓さんは、日米金利差の拡大余地は限定的で、小幅の円安ドル高でピークをつけるとみている。モーサテ景気先行指数は28.6と、2週続けて悪化した。アメリカは先週から改善、ヨーロッパは7週連続で悪化、中国は先週から悪化した。