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「ハンガリー大使館」 のテレビ露出情報

ノーベル賞の発表が今週始まった。昨日、ノーベル平和賞にイランで女性の人権保護や死刑廃止を訴えて活動したナルゲス・モハマディ氏が選ばれた。2019年にはノーベル化学賞に吉野彰さん、2021年にはノーベル物理学賞に真鍋淑郎さんが受賞したが今年はこれまでのところ日本の受賞はない。カタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏はメッセンジャーRNAの技術で生理学・医学賞を受賞した。日本科学未来館ではカリコ氏の研究業績や半生を紹介する展示が行われている。今月23日まで行われているこの展示を主催しているのはハンガリーの大使館とのこと。カリコ氏は1955年にハンガリーに生まれたが当時社会主義体制下で経済が停滞していてカリコ氏の研究費は打ち切りになったという。研究を続けるためにカリコ氏は30歳でアメリカに移住を決断した。しかしハンガリーからの渡航には家族3人でたった100ドルしか持ち出しを認められなかった。そこでテディベアに1000ドルを詰めていき生活のあてにしたという。アメリカでも不遇の時代は続いたが長年の研究成果により新型コロナワクチンが1年で実現した。カリコ氏の名言みくじもあるという。
今回の受賞の理由となったメッセンジャーRNA技術は医療を変える大きな可能性を秘めている。東京医科歯科大学の位高教授は日本におけるメッセンジャーRNA研究の第一人者でカリコ氏とも長年の親交がある。メッセンジャーRNAのメリットは体内に色々なタンパク質を作り出せることだという。ファイザーなどが実用化したコロナワクチンはメッセンジャーRNAを使って体の中に毒性のないウイルスのスパイクタンパク質を作り免疫細胞に抗体を作らせる仕組みだが、位高教授の治療薬研究はメッセンジャーRNAを使って軟骨の病気に効くタンパク質を作り治療につなげるという。これまでの研究ではいい結果も出ている。早ければ来年にもヒトでの臨床試験が開始する。位高教授は軟骨の病気以外にもメッセンジャーRNAを使い脳の病気やがんなどさまざま病気の治療法も研究中とのこと。カタリン・カリコ氏は取材で「もっと多くの科学者が必要。科学者になることは楽しいと伝えたい」と話した。
住所: 東京都港区三田2-17-14

他にもこんな番組で紹介されています…

2023年10月4日放送 7:00 - 7:45 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
一昨日は生理学・医学賞、昨日は物理学賞と、今年のノーベル賞受賞者が発表されている。東京・江東区から中継。ハンガリー出身のカタリン・カリコさんは、新型コロナウイルスのワクチン「mRNAワクチン」の開発に大きく貢献したことから、今年のノーベル生理学・医学賞の受賞となった。日本科学未来館では、今日からカリコさんの功績を称える展示会が行われる。注目の展示は、クマのぬ[…続きを読む]

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