静岡県の名産であるサクラエビは別名「駿河湾の宝石」と呼ばれ、そこには甘味と旨味がギュッと詰まっている。そんなサクラエビを仕入れている静岡市内のお店ではかき揚げや釜揚げなど全てがサクラエビで埋め尽くされたサクラエビ定食が頂けるという。人気のサクラエビだが全体的に量が少なく仲卸でも分配状態だという。今月1日にサクラエビ漁が解禁され、初日の水揚げは約1tと去年の3分の1程と不漁であった。8日の夜に行われた2回目の漁では約4tと初日の4倍であるが漁師達からは「全然足りない」という。サクラエビの漁業組合によると、例年秋漁解禁直後の水揚げは少ない傾向にあるそうで、初日に比べれば大きいエビが加入してきているという。このまま漁獲量が増えることに期待したい。また漁業組合によると漁獲量は水温が下がると増える傾向にあるため来月25日まで秋漁は行われるという。