きょう午前3時半ごろ、京都市下京区の国道1号の「高倉交差点」で地下から大量の水があふれ道路が冠水。冠水した国道1号線は一部を止める交通規制が行われ、周辺で一時長い渋滞が発生した。京都市上下水道局によると、 直径30センチの水道課が破損して道路上に水が大量に流れ出たということで、水道管の老朽化が原因とみられている。京都市は“周辺の建物で水道に濁った水が混じる可能性がある”としていたが、“水道管を取り替える作業を行い通常どおり使用できるようになった”という。市は“交通規制はきょう中に解除できる見込み”だとしている。今回破損した水道管は昭和34年に設置され、市の更新目安60年を超えていたことから、ことし11月ごろに撤去する予定だったという。国は水道管の耐用年数として40年を交換の目安とするも、自治体ごとに交換年数を決定できることになっている。京都市上下水道局は年に1度、漏水の有無などを調査していて1月下旬の調査で異常は見られなかったとしている。
一方、3か月前に埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没。現場では下水道管の中に取り残されたままとみられる男性の捜索に向けた準備が進んでいる。埼玉県はきょう、消防隊員・警察官があすにも下水道管内部に入って状況を確認することを明らかにした。埼玉県は現場の本格的な復旧には5年から7年ほどかかるという計画を示している。2022年度に起こった漏水など上水道管の事故は全国で1万9766件。下水道管が原因で発生した道路の陥没は約2600件だという。上水道管のうち40年とされる耐用年数を超える管の割合は約24%。下水道管では標準的な耐用年数とされる50年を超える管は約7%。専門家は各自治体の財政難に加え人手不足も課題だと話している。
一方、3か月前に埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没。現場では下水道管の中に取り残されたままとみられる男性の捜索に向けた準備が進んでいる。埼玉県はきょう、消防隊員・警察官があすにも下水道管内部に入って状況を確認することを明らかにした。埼玉県は現場の本格的な復旧には5年から7年ほどかかるという計画を示している。2022年度に起こった漏水など上水道管の事故は全国で1万9766件。下水道管が原因で発生した道路の陥没は約2600件だという。上水道管のうち40年とされる耐用年数を超える管の割合は約24%。下水道管では標準的な耐用年数とされる50年を超える管は約7%。専門家は各自治体の財政難に加え人手不足も課題だと話している。