山頂のパトロールを終え下山を開始しようとしたとき、山頂近くで身動きの取れなくなった登山者がいるとの知らせが入った。近づいてみると、横たわる登山者の姿があった。高山病の症状に陥っていたのは26歳の男性であった。長野から来た男性は早朝から登山を開始し、山頂からの下山途中となっていた。その症状から意識はあるものの一刻も早く高度を落とす必要があると判断し、隊員は背負って下ることとなった。自力で歩けるようになった男性は水分補給を行い再び下山を開始したが、足元がおぼつかない男性の状態を見て再び背負いによる搬送を開始。救助隊は男性の体力を回復させるため、9合目の山小屋で一泊し翌日下山させることとなった。
