静岡市葵区の静岡茶市場では、毎年全国の産地から新茶が集まるこの時期に、初取り引きが行われている。午前7時すぎに取り引きが始まると、仲立人がそろばんを弾いて、売り手と茶問屋などの買い手に金額を示した。取り引きが成立すると、3人が同時に3回手をたたく手打ちの音が響き渡っていた。最高値がついたのは、去年に続いて静岡・清水区の「両河内茶業会」が生産した藪北という品種の「高嶺の香」で、去年の1kgあたり88万円を大幅に上回り、過去4番目となる118万円だった。静岡茶市場ではこれまでの売り手と買い手、仲立人の3者が直接、価格交渉する相対取引に加え、ことしから電子入札制度が導入され、今後、茶の販売価格の適正化や市場の活性化が期待されている。
