総理就任から1カ月。高市総理は、G20サミット出席のため、南アフリカへ出発。出発前には台湾有事を集団的自衛権を行使できる存立危機事態になりえるとした国会答弁について取材に応じ「先月末、私と習主席の間で戦略的互恵関係の包括的推進と建設的かつ安定的な関係の構築とう大きな方向性を確認した こうした考えに一切代わりはない」とし、自身の答弁については「実際に発生した事態の個別具体的な状況に即して政府がすべての情報を総合的に判断するということになる 政府の立場は一貫している」と述べた。こうした日本の姿勢に中国外務省の毛寧報道官は「日本側が戦略的互恵関係を発展させたいなら直ちに誤った発言を撤回し、中国との約束を着実に実行すべきだ」と述べた。G20サミットには中国の李強首相も出席する。中国側は依然として会談の予定はないとしている。日本の外務省幹部も中国側が拒否するなら無理に追いかける必要はないと話していて、首脳間の対話実現は不透明な状況。
