高市首相の年頭記者会見について。高市首相は就任以降、強い経済の実現を強調してきたが、これに向けての具体的な経済分野の言及が多かったと思われる。現代の経済状況については明るい見通しが出てきたとした上で、政策の力で更に力強いうねりにしていくと発言した。その上で今月召集される通常国会で審議される新年度予算については未来を見据えた大胆な投資をたくさん盛り込んだと説明し、野党に協力を呼びかけながら成立を目指す方針を明らかにした。衆院議員の定数削減については各党各会派の議論の重要性を強調した上で、できるだけ早く議論が進むことを期待したいとしたが、議論の進み方については具体的な言及を控えた。また、解散については内閣の物価高対策・経済対策を国民に実感してもらえるように目の前の課題に懸命に取り組んでいるところだと述べた。日米関係については今春のアメリカ訪問に向けて具体的に調整していると述べた。今月2日に行われたトランプ大統領との電話会談でもこうした方針を確認している。関係が悪化する中国については懸案や課題があるからこそ意思疎通が重要だと述べていた。また、ベネズエラにトランプ政権が軍事作戦を実施したことについてはベネズエラにおける情勢の安定化に向けて外交努力を進めると述べたが、直接的な評価は避けた。今後としては今月23日の通常国会では高市首相が必要性を強調した新年度予算には野党側から規模が大きすぎる等と批判が出ていたため活発な論戦が展開される見通し。また、外交日程もあるが、安全保障環境が厳しさを増す中、国際秩序が大きく揺らいでいるとも指摘されている。高市首相としては同盟国・同志国との連携強化を確認したい考え。
