長崎原爆で灰などを浴び、 被爆したと訴えてきた人たちがいる。国がその影響を認めない中、原爆の放射線が体内にとどまり細胞に穴をあけていたとする最新の研究発表は波紋を広げている。デスボールと名付けられた細胞の穴。原爆投下の3日後に爆心地に入り、70年生きた女性の死後、肺がんの組織内で見つかった。長崎大学の研究グループは、「内部被爆の影響が初めて観察された」と今年4月に発表した。広島では黒い雨体験者を救済する新基準がつくられ、7500人あまりが被爆者と認められ救済された。一方、長崎では黒い雨が降った客観的証拠がないとして切り捨てられている。きょう、総理へ被爆者体験者が広島と同様の救済を求める要望書を提出した。高市総理は被爆者とは認めない「ゼロ回答」だった。被爆から81年、 実相を伝える声は置き去りにされたまま。
