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「高樹のぶ子ささん」 のテレビ露出情報

読書離れが進み、出版界は深刻な状況となっている。こうした中、人気作家が自ら舞台に立つ“文士劇”が大阪で上演された。取材した日、舞台に立ったのは、今をときめく人気作家たち16人。ミステリー界からは黒川博行さん(「破門」で直木賞)に、東山彰良さん(「流」で直木賞)。ベストセラー作家の湊かなえさん(「告白」で本屋大賞)の姿も。さらに、高樹のぶ子さん(「光抱く友よ」で芥川賞)に朝井まかてさん(「恋歌」で直木賞)、門井慶喜さん(「銀河鉄道の父」で直木賞)や澤田瞳子さん(「星落ちて、なお」で直木賞)も。30代から70代まで豪華な顔ぶれがそろった。演技の経験はほとんどないが、みんな必死。この動きに合わせて出版界を盛り上げようと、関西の書店も乗り出した。古くは明治に始まった文士劇。昭和30年代には三島由紀夫さんや石原慎太郎さんといったスター作家たちが出演。憧れの作家を一目見たいと、大勢のファンが駆けつけた。文士劇を復活させ、出版界の活気を取り戻したい。作家たちは執筆の合間を縫って、3か月半にわたる稽古に参加した。主人公の妻を演じるのは、ことし直木賞を受賞したばかりの一穂ミチさん(「ツミデミック」で直木賞)。刑事を演じるのは、時代小説で人気の門井さん。たどたどしくも味のある芝居に会場も盛り上がった。今回の文士劇では、公演を実現するためクラウドファンディングを実施した。寄付した人の名前を小説の登場人物として採用する返礼品を用意するなど話題を集めた。今回は1日かぎりの公演で、次回の公演は決まっていないという。著書「悪逆」「落花狼藉」「作家たち、舞台に立つ」の映像。書店員・百々典孝さんのコメント。

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