今回は極上の九条ねぎを探して京都へ。京都 祗園 おかるは創業1923年の老舗店。毎朝九条ねぎを仕込むのが日課。香りが良い九条ねぎはあっさりした京風だしと相性抜群。そこにカレー餡を加えネギの風味を移す。あわせるのはうどん。チーズと甘辛くたいた牛肉をのせてカレー餡の出汁を注げば名物の京風カレーチーズうどんが完成。また鴨なんばんにもたっぷりネギが入り老舗の味を支えている。旬の九条ねぎを楽しめる店は高瀬川 くりお。店主はネギ使いの匠。根本と葉先では味わいが違うという。根本に近い葉は甘みを出すために斜めにカットし、先の方は香りをいかすように細かく刻む。合わせるのは京都牛。ねぎの上にのせて肉みそをのせていく。さらにその上にきざんだ葉をどっさりのせて火を入れれば九条ねぎの肉みそ陶板焼きの完成。次にアイディア料理では湯葉やホワイトソースをねぎにかけてチーズをたっぷり入れてオーブンで焼けばこんがりいい香りに。九条ねぎと湯葉のグラタンが完成。ねぎのとろける旨味が味わえる。九条ねぎは1300年前に伏見稲荷大社が建立された711年には使われていたという。名前の由来とされる九条地区は、都市化され生産地は郊外に。国宝の石清水八幡宮がある京都南部の八幡市は九条ねぎの生産地。
住所: 京都府京都市下京区四条河原町下ル船頭町273-1