東京・港区の「麻布台ヒルズ ギャラリー」で開催されている「高畑勲展 -日本のアニメーションを作った男。」。「アルプスの少女ハイジ」や「平成狸合戦ぽんぽこ」など数々のアニメーションを手掛けた高畑勲監督の生誕90年の節目に開催。大きなポスターが目を引く「火垂るの墓」のコーナーでは、戦後80年にあたり新たな資料も展示されている。その資料が映画の中に登場する軍艦のレイアウト。実は当時制作スタッフだった庵野秀明監督が描いたものだという。他にも原作の小説を切り貼りし、状況説明などがメモされたノートなども展示されており、作品に込められた思いを感じることが出来る。「かぐや姫の物語」のコーナーには制作期間約8年、1分間の映像に使われた原画は約720枚で、貴重な手描きの原画の一部が展示されている。