会場のスクリーンに映し出されたのは元気に竹をかじるパンダ。実はこれは去年2月に中国に返還されたジャイアントパンダのシャンシャン。きのう東京の在日中国大使館で四川省の飼育施設にいるシャンシャンの様子をオンラインで公開する交流会が行われ、ファンなど約200人が参加した。2017年に上野動物園で生まれ日本で大ブームを起こしたシャンシャン。返還から1年が過ぎ、新しい環境にも慣れてきたというが、現地の飼育員によると日本で苦手だったニンジンはいまだに克服できず、どんな手を使っても食べてくれないという。一方、シャンシャンのきょうだいである上野動物園にいる双子のシャオシャオとレイレイは6月で3歳。これまで同じ部屋で過ごしてきた2頭だが、激しいじゃれ合いでケガをするおそれがあることから、来週火曜日以降別々に飼育されることが発表された。月曜日が休園日のため2頭がじゃれ合う姿が見られるのは14日が最後の予定。