「魔女の宅急便」などを作った児童文学作家・角野栄子さんを取材。角野さんは、子供の頃は泣き虫だったと語る。学童疎開し、寂しさと悲しみの中にいた角野さんは、ある時に1つの魔法を見つけた。泣きながら空想して違う世界に行くことをやり、後の物語づくりにつながった。自由が奪われていった80年前の体験は、今の捜索活動と深くつながっている。自由は手放したくないと考えている。本を読んだり人と話したり、肥料のように重なり蓄積されて発酵して飛び出し来る言葉をもって人とコミュニケーションしてほしいと角野さんは伝える。また、戦争を起こさないためにどうすればよいか問われ、「自分の生活を楽しむ。コツコツと地道に生きていく。そうすると魔法になる」と答えた。