尖閣諸島の魚釣島は古くから日本の漁師がここで漁を行ってきた。尖閣諸島の領有権を主張する中国は2008年以降領海侵入するようになった。近年では日本漁船を追って領海侵入するケースも増え、海上保安庁の巡視船とにらみ合いになることが常態化。中国が見据えているのは台湾の統一。去年5月、中国が台湾独立派とみなす頼清徳氏が台湾総統に就任すると、台湾への武力侵攻を想定した大規模な軍事演習を5月と10月に実施。防衛省幹部は「中国がさまざまな社会不安や経済への不満を解消する手段として台湾侵攻に踏み切るかもしれないと危惧している」としている。