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「鮭の新切り」 のテレビ露出情報

山形県戸沢村、村の真ん中には最上川が流れ、人口4000人ほど。季節は12月、こたつ舟での川下りが始まっていた。ふと軒先に魚が干してある。鮭の新切りという鮭を塩漬けにし、干した保存食だという。秋から冬にかけ遡上する鮭を最上川で捕まえるのだという。八鍬克雄さんは30本ほどの作り、近所や親戚に配っているのだという。年の瀬には雪が降り始め、戸沢村に長い冬がやってくる。地区のお年寄りは公民館に集まりわら細工を作る。20年ほど前に始まったサークルで、雪が降ってもおしゃべりしようと始められたという。サークルの先生役は門脇憲一さん、門脇さんは家でもわら細工に没頭しているという。門脇さんはかつてわらを捨てることはなかったと話し、それだけ生活に密着したものだというころがうかがえる。
雪に覆われた畑、その雪の中に白菜が埋められている。33年前に結婚を機に来日したという大友スンホさんは「寒くなければ白菜は甘くならない」と話す。現在大友さんは村で韓国料理店を営んでいる。雪の下で保存した白菜はキムチにする。作り方は韓国のお母さん直伝だという。韓国を離れて30年以上、最初は習慣や言葉の違いに戸惑った。そんな大友さんと村の人をつないだのはキムチだった。キムチ作り教室を開き、今は恒例となっている。八鍬さんの新切りが全て仕上がったという。幼なじみの家を訪ね、新切りを届ける。これでコミュニケーションがとれるのだと八鍬さんは話してくれた。

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