安全運航に関わるトラブルが相次ぎ、国土交通省から厳重注意を受けた日本航空が再発防止策を提出した。日本航空・鳥取三津子社長は「安全を立て直して、グループ一丸となって安全を守り抜いていきたい」と語った。日本航空では旅客機どうしの接触や滑走路への誤進入、機長の過度な飲酒で欠航便が出るなどトラブルが相次いだため、国交省から先月、厳重注意を受けていた。提出した再発防止策にはパイロットが滑走路の運用変更に関する理解不足があったことなどから、滑走路の進入に関するオンラインのテストを実施することなどが盛り込まれたほか、飲酒については当面の間、国の内外にかかわらずパイロットと客室乗務員に対して滞在先での禁酒を指示したという。