きのう行われたバドミントンの全日本社会人選手権には、平日でも多くのお客さんが集まっていた。中でも注目だったのが、パリ五輪のバドミントン・混合ダブルスで2大会連続の銅メダルに輝いた渡辺勇大(27歳)と東野有紗(28歳)の“わたがし”ペア。先月、“わたがし”ペアの2人はペアを解消し、それぞれ新たな選手とペアを組んで今大会に臨んだ。混合ダブルスから女子ダブルスに転向した東野有紗が新しくペアを組んだ相手は、櫻本絢子(1995年8月19日生まれの29歳、身長167cmで左利き)。櫻本絢子は去年の全日本選手権の女子ダブルスで優勝するなどの実力者で、櫻本絢子から東野有紗に声をかけたことがペア結成のきっかけ。先週、結婚を発表した東野有紗は、今回が「東野有紗」の登録名で臨む最後の大会となる。女子ダブルス4回戦に登場した東野有紗&櫻本絢子ペアは、東野有紗が強烈なスマッシュで得点すると、今度は櫻本絢子が相手を揺さぶって得点を決める。最後まで主導権を握った東野有紗&櫻本絢子ペアがストレート勝ちで5回戦進出。試合後、東野有紗は「混合ダブルスだと、いつも通りの試合ができるけど動き方も練習とは違うので、体は大丈夫なんですけど(キツイのは)頭と気持ち」と語った。試合結果は、東野有紗&櫻本絢子2−0石橋麻美子&二村ひとみ。
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