先週公示された参議院選挙。投票前に考える政党フカボリと題して、投票の参考となるよう各政党の現状や課題についてシリーズで伝えている。立憲民主党の戦略。選挙戦初日、立憲民主党の野田代表が選んだ場所は田んぼに囲まれた農村地域だった。地方の農村地域は自民党の岩盤支持層が多い地域。今回、相手の牙城を切り崩し勝利を狙う戦略。中でも力を入れるのは農業票の切り崩し。立憲の黒岩議員は自身を支援するコメ生産者のもとを訪れた。黒岩議員は生産者が小泉大臣のコメ政策に対し、「消費者重視」だとして不満を持っていると感じている。立憲は不満の受け皿になることで農業票を切り崩す狙い。野田代用は「政権交代を実現したい」とコメント。支える小川幹事長も演説で強調するのは政権選択。党内にかつてのような手応えがないのも現実。2009年の政権交代直前、当時の民主党の支持率は自民党を上回った。今、自民党の支持率も下がる中、立憲の支持率も6%に留まっている。