人口赤血球が離島医療の切り札になる。鹿児島県奄美大島から2018年に輸血用血液の備蓄拠点が撤退した。現座は鹿児島県立大島病院の保冷庫で保管する文で賄っている。大木医師は「A型の定数は8本だが、使ってしまったので今の在庫は6本。これが尽きたときにどうしたらいいのか」などとしている。届けてもらうにも鹿児島本土から血液を輸送すると手元に届くまでに航空機を使っても約10時間かかるという。現在輸血用血液が不足したときは島民が病院に集まり採血する「生血輸血」で対応している。血液型分けしたリストを基に範囲を決め、それぞれ消防署員が空いている電話で電話をしまくっているの実情だそう。夜中でも署員は病院に行くという。生血輸血の発令頻度は年間2~3回だが、観光客が増えて交通事故や海の事故が増えていることで、これも増えてきている。人工赤血球について大木医師は「生血輸血は望ましくないが、そうでもしないと我々の命は守れない。新しい血液製剤が開発されることによって生血輸血をしなくても大量出血に対応できるようになるかもしれない」などとした。来年度から本格的に「人工赤血球」実用化を目指し臨床試験を行い、実際に健康な16人に投与し安全性と効果を確認する。その後2030年の承認申請を目指すという。
住所: 鹿児島県奄美市名瀬真名津町18-1
URL: http://www.pref.kagoshima.jp/hospital/oshima/
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