秋篠宮家の次女・佳子さまと長男の悠仁さまは、この夏それぞれ高校生の行事に出席され、4年ぶりにマスクなしで交流された。佳子さまは、先月末静岡県で行われた全日本高校馬術競技大会に出席された。この大会は、会場で初めて会った馬を乗りこなして障害競技などに挑む。予選を勝ち抜き出場した高校生に、佳子さまは「馬と心を通い合わせ一体となって積み重ねてきた努力の成果を存分に発揮できるよう応援しております」と呼びかけられた。この大会に佳子さまは大学生の頃から出席されている。コロナ禍前は出迎えた保育園児ともやり取りがあった。今月1日には、佳子さまは甲子園球場で女子高校野球を観戦された。場内アナウンスで佳子さまの来場が伝えられると、観客席から歓声が上がった。甲子園で試合ができるのは、女子の場合夏の決勝だけ。今年、佳子さまは皇室で初めて女子高校野球を観戦し、春夏続けて決勝戦に足を運ばれた。側近幹部は、佳子さまは「自分で選べない要因で何かができないのはおかしい」という一貫した思いがあると話している。野球人口が減っている一方、高校の女子野球部は急増している。観戦の背景には、女子も野球に打ちこみ自分らしい人生を歩んでほしいという佳子さまの願いがあるのではないか。
悠仁さまは先月末、父の秋篠宮さまの地方公務に初同行し、鹿児島県の高校を訪問された。和牛のコンテストで1位を獲得した高校の農場で、牛の調教を視察された。コンテストでは、牛が静止している姿の美しさも求められる。悠仁さまは「牛をきれいに立たせる姿勢は？」など、積極的に質問されていた。秋篠宮さまと悠仁さまは、生き物が好きという共通点があり、秋篠宮さまは家畜に関心が高い。今回も、秋篠宮さまが生徒たちに「いつから牛が好きなんですか？牛や豚や鶏が大好きなんです」と、嬉しそうに話されたそうだ。父の姿から、悠仁さまは専門分野を持ち続ける大切さを感じられたのではないか。今回の鹿児島訪問では、全国高校総合文化祭に出席された。悠仁さまは去年夏に続けて2回目の出席。今回は、関心のある生き物についての研究発表にも足を運ばれた。鹿児島の高校生が、カブトムシの生息地域の研究を発表した。悠仁さまは楽しそうに熱心に聴講された。発表した生徒と懇談した際に、悠仁さまは「トンボが好きなんです」と伝えられたそうだ。悠仁さまは幼いころからトンボが大好きで、今も生息環境の調査を続けられている。2人は、大会マスコットのかごまると交流された。父と子2人で行事に臨むのは初めて。側近幹部は、秋篠宮さまが交流をフォローされ、悠仁さまにとって自然な形で学びがあったのではないかという。