日本の主力ロケット「H3」の新たな形態での打ち上げに向けたエンジンの燃焼試験がきょう午前、鹿児島県の種子島宇宙センターで行われた。今朝6時過ぎから行われた最終的な試験は「H3」ロケットの機体を発射台に固定した状態で実際の打ち上げとほぼ同じ手順で行われ、JAXAによるとエンジンは計画どおりに25秒間の燃焼を終えた。JAXAは今年度、打ち上げ価格を低く抑えた新たな形態を6号機として打ち上げる計画。これまで日本では補助ロケットを取り付けずに大型液体燃料ロケットを打ち上げた実績はなく、初めての試みになる。JAXAは試験で得られたデータを詳しく解析し、6号機の打ち上げを目指すことにしている。