鹿島アントラーズはきょう、鬼木監督が昨季まで指揮を執ったフロンターレと対戦。国立競技場には六万人近いサポーターが集まった。前半7分、フロンターレのコーナーキック。セットプレーから先制された。鈴木優磨は相手のクリアミスをワンタッチで前線へ。シュートは枠を外れるも流れを引き寄せる。前半終了間際、安西のクロスボールに、鈴木が体勢を崩しながら折り返し、舩橋佑がゴール。同点に追いついた。後半、自陣から正確にパスをつなぎ、前進。鈴木から前線の田川につなぎ、ゴール。田川のゴールに向かうランニングがあり、鬼木監督が徹底した「止める・蹴る」が生きたゴールだという。フロンターレに押し込まれる時間帯となるが、鹿島らしさを発揮して守り切り、アントラーズが逆転勝利した。5年ぶりの6連勝となった。鬼木監督は、鹿島らしさを徐々に出せてきてはいるが、選手もこの勝利には満足していない、一歩ずつ進んでいければいいなどと話した。